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チップソー(Kobacut-CRS)

特許製品開発秘話 | 2021.05.10

名称:チップソー(Kobacut-CRS)

特許番号:第5522417号

登録日:平成26年4月18日

 

どのような特許か

スクイ面中央をU字状とし両サイド喰いつき刃を連続的にリード成形し切削抵抗を低減した刃型を発明しました。

開発理由・経緯など

お客様からケイ酸カルシウム内装化粧板の切断加工時に化粧シール材のコバカケの発生を抑制するチップソーの開発要請があり開発した製品です。

お客様は面取り刃付チップソーを使用されておりますが、通常のチップソーでは面取り以上に大きなコバカケが発生することがあり、特許刃型で問題をクリアーすることが出来ました。

秘話

60枚刃で加工タクトを低下せずにコバカケの抑制をする場合に交互リードでは作用刃が少なくなり、1刃当たりの送り量が2倍となるため加工面への負荷が大きくなることから両サイドにリード刃を成形する必要があり、尚且つ切れ刃剛性を付与する目的でスクイ面を連続的にR面で成形し問題の解決を見出した刃型です。

 

特許取得後の実績など

本製品はケイ酸カルシウム板以外にもプリント基板のFR-4,CEM-3材の両面板、片面板でも安定してお使い頂いております。

 

Kobacut-CRS イメージ図

 

けい酸カルシウム板は、けい酸質・石灰質・補強繊維を主原料とした無石綿の建材です。
湿度・湿気による膨張収縮が小さいため品質が安定しており経年による変質・変形の心配が少なく、耐火性・防火性・断熱性にも優れています。
また、木材同様軽量で加工性が良いため、ねじ打ち・ステープル打ち、カッター切断等が容易です。
用途も各種建物も内壁、天井、軒天井、はり、柱など広く使用可能です。
表面に着色加工を施した仕上げ塗装のいらない化粧けい酸カルシウム板もあります。

 
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